インディーとプロレス
2009年 09月 21日
一時、総合系のプロレス(UWF)が人気になった時に大仁田厚がFMWを旗揚げした。FMWの名前の由来は、フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング。FMWのリングでは、男子、女子、ミックスドマッチ、異種格闘技、デスマッチなど今までの団体に無いいろいろな試合を一つの興行で見る事が出来て、何でもありを売りにしていた。
日本インディー創世記の出発は、FMWだと思う。UWFのような総合系の正反対を突き進んだ結果が何でもありのインディープロレスだったんだろう。(国際プロレス時代はインディーという言葉は無かったし、パイオニア戦志が最初だけど、まだ未完成の部分が多々あったから最初だけど、創世記の出発とは違うかな。)
FMWの成功は、プロレスに成否を定義したと思う。
成功はメジャー団体じゃなくても成功するという事を知らしめた点、デスマッチなどメジャーがやらない事を率先してやる事によって、今までメジャーしか見てなかったファンに興味をもたらしたし、新規のファンの獲得にもなった点。
失敗した点は、メジャー団体に上がれなかった選手に対して、裾野を広げてしまった点。もちろん活躍してる選手もいるが、それ以上に中途半端な選手も数多く出てしまった。誰でもプロレスラーになれる時代の作った始まりはFMWの成功があったからだと思う。そして、もっとも大きいのは、誰でもFMWの様な成功が出来ると思った点だろう。FMW以後、数多くの新団体が出来ては無くなり、そしてまだ新団体を作る。この悪循環はいまだに続いてる。不景気も合って、団体自体は消滅しても自主興行など中途半端なのはいまだにあるし。
メジャーやUWFに対抗する事で、FMWは成功を収めた。対抗図がしっかりしてたからFMWはインディーというカテゴリーを作る事が出来た。今はどうなんだろう?インディーというカテゴリーにも入らない団体が多すぎる。
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