「経験」
2007年 01月 22日
GHCヘビー級選手権試合の三沢VS森嶋の試合は期待が高かったため、物足りなさが残った。首が悪い三沢選手に場外でのパワーボムあたりで三沢選手の記憶が飛んだらしい。それでも戦い続けることが出来たのは、今までの激戦での経験によるものだろう。それに森嶋選手は「武道館」「メイン」「ベルトへの挑戦」という今まで経験した事のない未知の領域に挑み、見事に玉砕された。これがもし、ディファでのノンタイトルマッチのシングルだったら、おそらくこの様な試合にはならなかっただろう。
経験をカバーするにはファンの声援や会場の後押しなどによる、時の流れも三沢支持に傾いてるように感じられた。挑戦者はその様な状態でも向かっていかなきゃいけないのだが、それも強くは感じられなかった。
ファンはどうしても、今まで自分と同じだけの時間を過ごしてきた選手を応援するものだ。それはしょうがない事だと思う。凄いタイトルマッチや凄い技などが記憶されてるから、どうしても負けるわけはないと思ってしまうのだ。長くの経験が体に染み込んでるから無意識でも戦える三沢選手という高い壁があるのだから、今回の経験を生かし森嶋選手にはまた挑んでいって欲しい。